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アブねー! 小脳梗塞(2) 

今日の当直は小柄な男、瀧崎邦明33歳。
体も小さいが肝っ玉はそれ以上に小さいのが特徴だ。いつもオドオドして、部長の言いなり。
雑用マックス。今日も先輩医師に無理に変更された当直だ。

『先生、今日も当直ですか?』ナースが同情して声をかける。
『仕方ないよ。酒井先生のお母さん調子悪いみたいだし...』
でもそれは嘘。先輩医師の酒井龍一は最近同業のケイ子に振られ、当直なんかしたくなかった。そんな嘘を真に受ける邦明はとんでもないお人よしだ。

来院してきたのは、めまいを主訴にした39歳女性。すでに自宅で3回嘔吐している。
時計は20:30を指している。
夫が運転して連れてきたようだ。

『今日はどうされましたか?』と邦明。
『今日は昼くらいからめまいがしていたようで、2時間前くらいから吐き気が続いてるんです』と本気で心配している様子の夫が代弁した。
『実際、吐いたりしましたか?』
『もう3回は吐いています』と夫。

小心者だから細かく聞かないと落ち着かない。夫によれば、数年前にも似たような症状があり近くの医院でメニエール病と言われたようだ。今回は回転するようなめまい。起き上がれる様子もない。

(また、メニエールの再発作かなぁ?)と邦明は心で自問。
『今まで大きな病気にかかったとか、現在薬を内服しているとかありますか?』
さすがに慎重だ。『いいえ』とか細い声で答える患者本人。
『薬のアレルギーはありますか?また、妊娠中の可能性はありますか?』
うーん、いいねっっ、この慎重さっ。すてき。

続く

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米山博士監修『脳年齢診断』『脳的お仕事診断』


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[ 2006/10/15 10:48 ] 医療小話 | TB(0) | CM(0)

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