『ヤバイぜっ! デジタル日本』を読んだ。
自他共に認める何をやってるかわからない人、ハイパーメディア・クリエーター高城剛氏の著書だ。約10年前の前作『デジタル日本人』を読んだときは、『へえー、へえー』みたいな印象だったのが今回は『ほー、ほーう』って感じに変わった。
あまり伝わらないな。この本で言いたいことはデジタル、ITの時代は終わった、次は何なの?ということのよう。結論から言えば、次に来るのはサブタイトルにもなっている『
ハイブリッド・スタイル』らしい。
これは新たに新しいものの創造ではなく、既に確立したものを複合することで新たな価値を見出そうということのようです。特にこれ自体は別に『ほー』とはならないわけですが、僕が反応したのはこの文中にある『
マルチスペシャリストの時代だ!』というところですね。著者はもちろんtechnology的な部分でこの言葉を使っているわけですが医師においてどうでしょう?
確かに『医者+弁護士』『医者+作家』『医者+政治家』みたいなマルチスペシャリストはそれなりに目にする。ただ、そういうことではなく医師は現代において、細分化された専門分野に重きを置きすぎているように思うわけ。医師は当然症状を有している人を目の前にすれば、話を聞き診察し検査をして診断する。病名がつけば治療に移るわけです。
つまり医療の根幹は
診察診断学+治療学で成り立っているわけです。
本当は『
心』とか言いたいところだけど、書きません!
日本の現代医療は後者の治療学にかなりのウエイトが置かれ、前者は軽視されているところがあると思う。
僕にとってのハイブリット、マルチスペシャリストとは初期医療における診察診断学をマルチに行える医師のことです。こういう医師が最近とくに少ないように思いますね。
治療学というのはイコール技術的なところがあるから、人類の貪欲さを考えると歯止めをかけることはできない。医療経済の抱える諸問題も多くは治療学においてだと思うが、診察診断学を簡便かつ正確に行える医師を増やすこと、そのためのツールを作ることは非常に有意義であると感じるわけだ。
ちょっと話はあらぬ方向へ行きましたが、発展した解釈として本著書の紹介とさせてもらいます。
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あぁー、書いてはいけないと思うけど書きたい、書きたい。あー、書きたいー!
今、横でナース達が会議?カンファレンス?をしている。
いつも思う。意味あるのか??って。
あぁー言っちゃったよ。まずいよー。
聞きたくなくても聞こえてしまう。今日の議題は『新人ナース教育について』らしい。
そこそこベテランのような看護師たちが新しく入った新人ナースの評価をしているようだ。
『**さんの態度は、何か気に食わない』と中堅どころのナース。
『そうそう、すぐ言い訳するんです』とチクる若め(ワカメ)ナース。
(さっき、『では会議を始めます』って言ってたじゃん。こんなの会議じゃないよ!)
女性だけの会議にはイライラすることが多い。何で議題について感情論が大多数なんだ?誰も方向修正しない。(おい、そこの師長。方向が違うだろ、司会進行しろよ)
(やばい、止まらない。誰か止めて!)
ひとり、男の看護師がいた。(お前、絶対イライラしてるだろう。納得いかないだろう。時間の無駄だと思っているだろう。)
油断していたようで『**君、どう思う?』と聞かれ『うーん、まぁそうですね』と。
(おい、男だろ。しっかりしろ。ぶちかませ!)
『・・・』
(ダメじゃん。)
いつも思うイライラと不満を書いちゃった。ごめんね、ナース。いつも感謝してるよ。
でもカンファレンスは雑談じゃない。まず要約してプレゼンするんだよ。具体例をダラダラしゃべるところじゃない!
あーあ、書いちゃった。後で消せばいっか。。。
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CSに努めて早数週間。
CS(1) CS(2)ようやく効果が形になって出てきた。
最近は院内のいたる所に『医師に対する謝礼○はかたくお断りします』なんて書いてある。
そのせいか、患者サイドも気を使う。
かなりの御老体にもかかわらず、素早く白衣のポケットにinsert。
それもかなりのスピード。
どこにそんな体力が!いや筋力が!
しかし何をinsertされたかは明らかでない。まぁ感謝の手紙でしょうね、たぶん。
ありがたや、ありがたや。
昔は3回断ってから、それでもという時にやむを得ずinsertされろ、と先輩医師に言われたものだ。
最近は秒殺される。断る時間さえ与えてくれない。
時代は変わるねえ。
医師不足。
世の中大騒ぎだが、最近、ようやく実感が伴ってきた。特に埼玉。医者にとっては鬼門。
もちろん地方はずいぶん前から悩まされていたことだろう。ただ実際はそこにいないと分からない。関東にもその波は波及してきているようだ。それが実感として現れてきたということ。
まず最初の疑問。『医者って少ないの?』
OECD(Organization for Economic Co-operation and Development; 経済協力開発機構)のデータによる(2003年)と、加盟国30カ国のうちで日本の人口あたりの診療医師数は1000人あたり2人とビリのほう。
まぁアメリカ(2.2人)あたりとは大差なし。イギリス以外のヨーロッパ諸国にはおおよそ3人はいる。これくらいになるとやはり医者は世界的にみれば少ないな、という印象。
しかし、現在の医師不足の原因はそんなところには無い。おそらくすべて研修医制度によるものだろう。大学を研修先に選ばず、その結果大学医局の医師不足、関連病院に派遣されていた医師は大学に戻され、関連病院は医師不足となった。これが実態だろう。
この問題に取り組む大学がある。東北地方の大学だが、手術などに歩合制を導入した。
つまり実質的に個人の技術料を認めるものだ。『金やるから逃げないでくれ〜』って。
賃金の詳細はまだまだ『お寒い金額』だが、気持ちがうれしい。
『世の中の常識が医学界では違う』とその大学の学長は言い切る。すてき。。。
こういうradicalなことをどんどんやっていかないと、医者でもいつかはストしますよ、きっと。医者保護制度の拡大は賛成。でも財源はどうするの??
それにしても僕ってOECDデータ好きなのかなぁ?結構いい加減なデータだと思っているくせに使ってる...。
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